寒い冬こそ!開湯400年小川温泉へ
開湯400年、朝日町の観光の原点ともいえる小川温泉。
「小川温泉誌」によると、温泉が初めて世に知られたのは、1617年(元和3年)と言われています。
行基の作の薬師如来が布施谷の小川山に安置されており、その寺の辺りに人々の病を癒す温泉が古来からありました。
「布施谷の温泉を山崎村の温田(あくだ)に移したので、汝すみやかに世人にこのことを知らせ、諸々の病悩を救いなさい。」
当時の山崎村羽入の農民 青島武左衛門が、このような神のお告げを受けて霊泉を発見したのが1617年。
ところが、彼は思うところあってなぜか人に告げずにいました。
その十年後、1626年(寛永3年)に山崎村吉祥院の秀恵上人の枕元に再び布施谷の温泉の守護神が現れ、薬師如来の本尊を布施谷から温田へ移したので本尊の安置供養をなし、諸人の病苦を除去するようにとの神託がありました。
上人は、早速その教えに従って温田に赴き、こんこんと湧き出る温泉と、大岩の上に赫灼とした薬師尊像を発見し、急いで精舎をこしらえ供養し、霊泉に人々を導いたと言われています。
その後、8代十村代官伊東彦四郎翁が藩政に尽くした功により藩主前田治脩公からこの温泉を賜り、1886年(明治19年)伊東祐寛が、山崎村字温田に小川温泉を開きました。
小川温泉は、2016年に創業130年の記念の年を迎えています。
源泉掛け流しで身体の芯から温まる湯治の湯として、明治の終わりには、加賀温泉より入湯者が多かったそうです。
時代は移り変わりながらも、長年、愛され続けている歴史あふれる小川温泉。
冬の季節、夜中にしんしんと降り積もった雪が輝く白銀の世界は、宿泊された方だけへの最高のプレゼントです。
朝から雪見露天風呂をぜひお楽しみください。
料理長の手の込んだ旬のお料理と、館内いたるところに飾られた可憐な山野草、あたたかなお宿のみなさんが出迎えてくださいます。
ぜひ、ゆっくりと心身を休めにいらしてください。
北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅、あいの風とやま鉄道 泊駅まで無料送迎も行っていますので、雪道の運転が心配な方でも、公共交通で来られます。
小川温泉元湯 ホテルおがわ
TEL 0765-84-8111
〒938-0163 富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1
小川温泉周辺のオススメスポット
朝日小川ダム
朝日小川ダムのダム湖には、渡り鳥が数万羽飛来し、野鳥観察を楽しめます。
ヒスイ海岸観光交流拠点施設ヒスイテラス
冬だからこそ!ドドーンと大迫力の日本海の荒波観光をお楽しみください。
晴れた日には、ヒスイテラスからキラキラ輝く海を見渡せて、浜辺でヒスイ探しもお楽しみいただけます。
大むら菓子舗
ヒスイ海岸のお土産におすすめなのがヒスイ羊かん!
大むら菓子舗さんの代表銘菓「ヒスイ羊かん」は、大村さんが朝釣りに行かれた時に、とろけるようなろうかんのヒスイに出逢い、構想10年をかけてお菓子にされました。